創作をさがす～きもり即興小話～へようこそ！🐸2023.4.秋田県について本気で考えた件

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僕にとって当たり前の風景。
僕は秋田県人の端くれ。
それが僕にとって一番大切なことだ。
大切な思い出を切り取って
物語として残せたら
僕は本望だろう。

１．超妄想コンテスト　星降る夜に
２．恩師曰く、他人の良いところを探す。
３．秋田はいいところ！
４．フィールドワークでの調査、ブログ執筆からの小説を書く、回り道
【関連】秋田へようこそ、探偵エルフさん！【WEB小説サイト版】
【前回】
【次回】
参考・出典🐸

１．超妄想コンテスト　星降る夜に

２０２０年の６月頃だった。
Web小説サイト・エブリスタさん※の超妄想コンテストで、【星降る夜に】というお題が来た。
また別のサイト・ノベルアップ+さん※も、【日常の謎】ミステリーコンテストがあった。

※現在、WEB小説サイトでは改稿版を投稿。【エブリスタ改稿版】【カクヨム改稿版】【NOVELDAYS改稿版】

何となく思ったのは、僕の地元である秋田県。
空の純度は高く、星空が見える。ネタとしては、単発的な考えだった。

昔作った秋田出身のキャラクターいないっけ。
設定を書いたもの探すと、方言を喋る女の子がいた。
この娘が秋田の謎を探すの？　設定が弱い。
例えば、女エルフの探偵が秋田の日常の謎を探す。
その助手として秋田っ娘が、かかわるのはどうかな。

設定を組むけど、全く自信がなかった。
1話を１５００字くらいの少なめで、３話構成にする。
時間がない人にも、秋田県の謎を解き明かす話で、僕の住む町を知ってもらう。
ただ僕にとって映えない日常生活だったし、それはマイナス面の暴露大会にならないだろうか。

僕の町は他人にとってどう見えるのか、それが不安だったのだ。
２０２０年の当時、秋田県は総人口９７万人を割った。それは、千葉市(９７万人)より少ない。(※２０２２年で、総人口９２万９千人だそうです。)
秋田県民性としてアピールが上手でなく、何となくこじんまりしている。

外へ向けて何を売るんですか？

そんな時、思い出したのは、中学３年生のときの恩師の話だ。

２．恩師曰く、他人の良いところを探す。

僕が思う弱点(コンプレックス)は、他人にとって強みである。
それを実感することがあった。

中学３年生の僕たち、生徒に恩師は言った。
「他人の良いところを探して、紙に書きましょう」

自己評価が低いと見つけられない。ただ他人の目はよく僕を見ているものだなぁ、と思った。
僕は視野が狭い男だった。でも、他人から見ると同じ事に一生懸命になれる熱血野郎だった。

２０２０年に、話は戻る。
僕の見える世界は、他人にとって全く違うように見えるかもしれない。
確証がなかったので、秋田の短編小説で、まずお伝えしようか。

【短編版】秋田へようこそ、探偵エルフさん！【星降る夜に】

超妄想コンとは相性が良かった。
文字数をしぼって、内容に合わせて書くので、書きやすかったのだ。
ノベルアップ+でも、まずまず反応が良いようだった。

作者として、ちょっと本気になってきた。
秋田県のことを書いた本や資料を見る。

秋田県民性というのを　こばやしたけしさんの本で知った。
自分で「秋田に何もない」と言っておきながら、他人に言われると激しく怒る。
口下手、奥手、頑固。
３つそろった性格で、僕は秋田県のことを本気で知ろうとしなかった。
僕は、秋田県の上澄み情報だけを知っていて、深いことを見ず考えずだったのだ。
秋田の良いところあるべーと思ったわけだ。

あきたをおしえて！！　こばやしたけし著　2012年4月　くまがい書房　44～45ページ　「秋田なんて何も無い」って謙遜するけど、ホントにそう思ってる？

３．秋田はいいところ！

春夏秋冬+その他で、良いところ一覧を作った。
春の桜、夏の星空、秋の紅葉、冬の雪原。
うん、僕が1年を通して日常的に、ふつうに眺めている景色だ。
これが小さな幸せと気づく。

どんどん項目を書き出して行った。
秋田弁、久保田藩の城跡、秋田犬、きりたんぽ、温泉、なまはげ、曲げわっぱ……etc.

秋田の伝えたい内容、たくさん良いところあるじゃないの！( ﾟ∀ ﾟ)

僕は、２０２１年の上半期までの執筆で、秋田の日常の謎を春夏秋冬、探偵エルフさんと秋田っ娘に調査させてみた。

大切なことは、日常の風景にある小さな幸せ。
大切なことは、自分の弱みが他人にとって強みであることがある事実。

秋田県内外の人にとって、僕にとっても、秋田県は神秘的なエルフの森であった。

４．フィールドワークでの調査、ブログ執筆からの小説を書く、回り道

２０２０年はちょうど、僕の人生で冬の時期だった。
公私ともに、やることなすこと、成果ならず。
結局、書いてきた小説、ほとんど全て調査不足で結果にならずだ。
自分の文才を否定されるのはいい。でも、秋田の良さを僕は肯定したい。

達子森の小山が見えます。その田んぼの道は黄金に輝いています。 — 自転車の旅を実証してみる。
達子森と黄金の田んぼ道

石田ローズガーデン　ナイトガーデン — 薔薇の花は、雨の日の方が香りが強い。
石田ローズガーデン

足りない調査を現実世界で行って、調査報告としてブログを書いて
途方もない時間と労力を全て、回り道と知りながらも、僕はかけることにした。
２０２１年は作品という土台を考えて、今までの僕の人生を内省して
２０２２年は秋田の現地調査に僕は前のめりになりすぎて、大事なものを捨てたり、お別れしたりした。