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創作をさがす~きもり即興小話~へようこそ!🐸
きもりの創作屋さんへようこそ、おいでくださいました🐸
筆者の 鬼容 章(きもり あきら)です🐸
このブログの1つ企画として、月1本以上、1つ以上の創作テーマに沿って書く即興ブログ記事を公開していこうと思います。
季節、秋田、健康、会話や対人関係の話、など。
生きる上でのヒントになりそうな日常茶飯事を、僕🐸が日常の謎解きとして掘り起こします。
1月テーマは、明ける年と火の話です。
闇夜を照らす火
新しい年の喜び、そして第一歩を踏み出す日、その狭間に立っている感じがする今日この頃です。
もうすぐ夜明けと分かっているのに、この狭間にいると暗く感じます。この暗闇はどうにかならないのか、夜明けを待たなければならないのか。
その答えが、火です。
人間は、闇を松明で照らして狭間から出ますね。その松明の光は、火によるもの。テーマとした火によって、今年、1発目のブログ話を明るく照らしてもらいます。
火によって人間の文明が進化していく
人間が原始的な日常生活をしていた頃、偶然、見つかった火。
それは、調理という概念、身を守るためのチカラ、そして明かりとしての機能を人間に与えた。
火の神聖さ3つ
・調理:採取したものを柔らかくすることで、消化や健康につながった。旨味も上がった。
・身を守る:生き物の生死に直結するような熱いチカラ。
外敵を退散させる。また寒さなど見えない外敵からも、身を守れるようだ。
・明かり:暗闇を照らしてくれた。人間の活動時間と活動範囲が広がる。
もちろん火災などの事件、自然災害による発火、は人間を苦しめることにもなった。ただ、扱う人間にとって有益性が高かった。
木を削る火起こし→マッチによる着火→ライターやガスコンロ→電子加熱(IH)、と火の扱いは人間社会で進化を続ける。
多才な火に対して、人間からの畏敬の念が生まれる。
火の用心と、火伏せの神様(ひぶせのかみさま)に、利便性を感謝して危険性に注意をするように人は誓った。
密教の護摩を焚き、煩悩を燃やすのにも、火が活躍する。オリンピックの聖火も、祭典が神と人の所業であることを示す儀式的な意味合いがあるようだ。
火には神様が宿る。もしくは、神様が人間に与えた神聖なもの=火となっていったのですね。かつての人々もそうしたように、火への感謝は忘れてはいけないようです。そうそう。身体や物についた穢れ(けがれ)を燃やし払うのは、冬期の風習である『どんと焼き』ですね。
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本題:どんと焼き
どんと焼き=物をお焚き上げして、その物に宿った神様を見送る火祭り。
<燃やせるもの>
※物によっては、神社への事前問い合わせが必要。
・正月飾り
・神棚
・古いお札・お守り
<燃やせないもの>
※お焚き上げに特別な扱いを要するもの、もしくは単純に家庭用ゴミの場合もある。
・写真
・人形
・不燃物
・家庭用などのゴミ
・この社外のもの
・その他特別な扱いを要するモノ
どんと祭は、いわゆる人間の代わりに、神様が負ってくれた悪い気を解き放つこと。軽くなった人間の視点では人生が明るくなり、良いものとの縁を結べる。まだ形になっていない他人との縁や、物との縁も含む。つまり、炎は穢れ(けがれ)を清め、命の繋がりを生み出すものである🐸人✨
火を扱う祭りでの注意
火の粉
・肌のやけどに注意。
・衣服が焦げることに注意。
煙
・服や髪、身体に臭いがつく可能性があるので注意。
・咳、呼吸が苦しくならないよう、長い時間、火に当たる場合は注意。
・ビニール、プラスチックは有害物質を発生させるので、火に入れない。
※大きいビニールやプラスチックは事前に除いておく、そんな優しさ。
これで年明けを迎えて、闇の狭間から脱出できましたね。火の神様が清めてくれた心身で、今年1年へゆっくり向かっていきますよ!🐸👍✨
以上、僕がそう思っただけ。
僕の価値観は強要しませんので、日常生活を楽しむためのアイディアの1つとして。
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参考・出典🐸
・神聖感をもった「火」の文化はいま 東海大学 加藤秀俊 2005 望星3月号
・太平山三吉神社総本宮 どんと祭 ウォーカープラス
・ギフトコンシェルジュ(リンベル) どんど焼きとは 意味や由来