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春の食材『ばっけ』🐸
秋田の春、『ばっけ』の季節です。
『ばっけ』とは、春に突然地面に生えている山菜『ふきのとう』のことでです。
突然生える様が『お化け』のようなので、それが転じて『ばっけ』になったという説があります。
旬の食材『ばっけ』! ※ふきのとう
『お化け』のごとく、春のわずかな期間の味覚。
今回は、『ばっけ味噌の焼きおにぎり』をご紹介します🐸✨
山の中の『ばっけ』をいただきます🐸
びっくりするくらい、身近な道に生えています。
ばっけ味噌の焼きおにぎりを作ります!🐸🍙
調理工程3つ🐸 ※ばっけ=ふきのとう
- ばっけ灰汁ぬき
- ばっけ味噌を作る
- おにぎりに、ばっけ味噌を塗って焼く
灰汁《あく》抜きした『ばっけ』を茹でて刻む。くるみや味噌と合わせる。
出来た合わせ味噌を、おにぎりに塗って焼く。
説明文だと簡単そうですが、上記1~2の調理工程は、素人には難解なミッション!🐸💦
実際に、私が調理したのは、3からです🐸
ばっけ味噌は、田代直売所『たけのこ館』さんから購入しました🐸人✨
田代直売所たけのこ館 2022.3.27.訪問。自分で作ると大変な『ばっけ味噌』、販売ありがたいっす!🐸人✨
1.ばっけ灰汁ぬき
ばっけの灰汁《あく》を抜く理由は、おおむね2つです。
1つ、灰汁が強いと美味くない。
2つ、灰汁を大量に摂るのは、人体には毒(アレルギーや中毒)である。
灰汁《あく》は水溶性です。塩水で茹でることで抜けます。
塩水は、海水濃度が3%(水1000mL+粗塩30g)です。
今回は1/3濃度で茹でます。粗塩だと、大さじ1(15g)を使います。
水 1500mL(1.5L)
粗塩(調理用の塩) 大さじ1(15g)
ばっけ(ふきのとう) 適量
では、灰汁《あく》ぬきします。塩水を沸かし、ばっけを3~4分茹でます。
ばっけを流水で洗い、15分から2時間くらい水につけ置きします。
灰汁《あく》抜きのイメージは、水と一緒に不要物を抜く感じ。さらに、他の栄養素も抜いてしまうと美味しくない、つまり加減が必要なんですね。
そして、塩には水を引っこ抜く作用(浸透圧による脱水作用)があります。
熱を加えたり、重曹を使ったりは、ふきのとう自体が柔くなり、より灰汁が出やすいようです。
※ばっけじゃないけど、生落花生を灰汁抜きで茹でたことあります🐸
2.ばっけ味噌をつくる
ふきのとう 16個
味噌 100g
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
ごま油 大さじ1
灰汁抜きした『ばっけ』を、水分を絞り、細かく刻む。
味噌とみりんを合わせる。
ごま油で、ばっけが焦げないようにさっと炒める。
全体にごま油がなじんだら、味噌を入れて、弱火で練る。
まとまりが出来たら、完成。
ばっけ味噌を錬成するとき、絶対に焦がす自信があります!(おい
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3.おにぎりに、ばっけ味噌を塗って焼く
おにぎり(小さめ)🍙🍙2個
ばっけ味噌
みりん 少量
アルミホイル(クッキングシート)
上の写真は、初期のころの調理です。
失敗点は、大きすぎた、味噌が塗りにくかった、おにぎり形の崩壊、です。
大きいと、おにぎりの形が維持できません。
焼きおにぎりにする形のベストは、『少し乾燥して硬め、小さい』です。
いわゆる2日目のおにぎりなんですね。
おにぎりに、ばっけ味噌を塗る事前に
ばっけ味噌は、みりん(みりん風調味料)で伸ばしておきます。
おにぎり本体も、少し表面を炙ります。その方が、ペタペタと塗りやすいです。
それから、アルミホイルをフライパンに敷いて焼くと、おにぎりくっつき地獄は避けられます。
みりん風調味料は、アルコール度数1%未満なので、1分程度も炙れば、アルコール分が飛んでしまします。残ったものは、和の旨味! だから味噌と合うのですね!
美味いもの作る料理って、楽しい! と思った春のこの日でした。
調理工程に理由があるのは、科学的ですよね。
小説書いています! 秋田へようこそ、探偵エルフさん!第1話【関連】
【前回ブログ🐸】
【次回ブログ🐸】
🐸出典
・ばっけ味噌って何? 作り方からアレンジレシピまで
・農林水産省 ばっけ味噌<宮城県>
・kurashiru 灰汁(アク)を取る意味は?
・和食の旨み 灰汁(あく)は悪ではない?
・塩百科 浸透圧・脱水作用
・美味しい自然食品磯納豆をどうぞ! 重曹<タンサン> 灰汁(あく)について
・macaroni 大さじ・小さじって何グラム?
・everycoffee cc.mL.gの単位とは?